政権交代を受けて、各ニュース番組ともに特集を組んでいるようですが
番組視聴率はどんなもんなんでしょうね?
ちょっと気になるので、明日ビデオリサーチのデータでも見てみようと思ってます。
ところで、僕自身は政治には非常に無関心です。
理由は、「誰がどの党が何をどうやっているのかが見えない。」という事。
選挙の際は、街頭演説や選挙カーで騒音撒き散らしながら
声高らかにマニフェストを掲げていますが、当選した人が
一体次の選挙までに何を行って、どこまで成し遂げたかが全く不明快。
そんなんじゃ誰に、どの党に投票すればいいのやらわかりません。
余談ですが、選挙カーの騒音は100db(デシベル)以上だそうで。
100dbは電車通るときのガード下の音の大きさだそうです。
話を戻しまして、
この不明快さ、一般的なサラリーマン社会で考えれば
有り得ない状況じゃないかと思います。
およそほとんどの企業で、
雇用者は期末が近づくと人事評価がされるんじゃないでしょうか。
それが報酬や待遇に適切に反映されるか否かは別として・・・。
営業職の人であれば、毎月のようにノルマがあったりするかもしれませんが、
年度頭に目標を設定して、年度末にはそのレビューとレポート。
そして上司の査定と人事的な対応。
またよく言われるPDCAサイクル。
Plan→Do→Check→Actionも同じですね。
この一般的に当たり前の構造が、
政治の世界では希薄なんじゃないかと思えて仕方がありません。
政治の世界に置き換えるならば
Plan = Manifest(公約)
Do = Achievement(達成)
Check = Evaluation(評価)
Action = Vote(投票)
というような感じですかね。
個人的にこれを活用して、
国民の政治参加を促す方法として考えてみたのがSNSを使った仕組みです。
国家議員(立候補者含む)1人1人が登録できる半オープンSNSをつくるとします。
そこには議員のプロフィール、公約が立候補の時点で明記されます。
その後、議員の義務として自分が政党や勉強会等で担当した役割の明記。
またそれら政治活動での、公約に対して何を実行したか、どの程度達成されたか
年1回必ずレポーティングする義務。
レポーティングの際の形式をある程度自由にすれば、
政治家個人個人でレポートの見栄え良し悪しも違うでしょうし、
内容の充実具合で積極的か否かもある程度見えるんじゃないでしょうかね。
おそらく政治家にとって重要なプレゼン能力も、
これを通じて国民によく伝わったりするのではないかと思ったり。
一方で、我々国民は住基ネットか何かで、固有のIDとPASSを持っていて
それを使ってそのSNSを見ることや書き込むことが可能です。
書き込みに関しては、ある程度の匿名性までは守られます。
例えば、「東京都港区/男性/30歳/会社員」のようなレベルまで。
この制限化の基で、議員のレポーティングに対してコメントや評価の☆を付けたり。
住所、性、年齢、職業まで公開される事で
評価のクロス集計をしたり、グラフ化することも出来るでしょう。
また自分と似た属性の人が高評価をつけている議員を探すことができ
容易に賛同できる政治家を探すことも出来るんじゃないでしょうか。
また、運営側でID/PASSを特定できるので
法的な荒し対策も抑止も出来るでしょうし。
このSNSを見れば、政治家の活動と評価が見たりできるわけで
ある程度のインタラクティブ性も有しているので、
政治参加意欲も高まるんじゃないかと思います。
選挙に際して、各政党TVCMをしたり選挙カーを走らせたり
かなり巨額なコストを支払っています。
おそらく政党のTVCMに払っているコストは、
民間企業が買っている1GRPのコストより高いでしょう。
政府が行っている「選挙に行こう」的なCMなら尚更です。
そんな巨額な広告投資をしたところで、
今後長い将来日本に生きるM1/F1層のTVのリーチは下がる一方。
中にはTVを全く見ない人も増えてきています。
一方で、情報の大部分をネットから得るという人も反比例するように増えている実情。
政治家個人がBLOGやTwitterで情報発信するケースもずいぶん増えてきていますが、
もっと根本的なインタラクティブな仕組みを、
ネットの中につくってはどうかと思う今日この頃。
効果効率の薄れつつある広告宣伝を「抜本的に改革」すべきでは?
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